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年間管理・トラブル対策

胡蝶蘭が弱ったときのトラブルシューティング

葉がしわしわになる、根が黒くなる、蕾が落ちる。胡蝶蘭のトラブルには必ず原因があります。症状別に原因と応急処置を整理し、健康な 状態へ立て直すステップを紹介します。

最終更新日: 2025-09-23

症状と原因一覧

症状考えられる原因対処方法
葉がしわしわ・柔らかい
水不足、根腐れ、ハダニの被害。
根の状態を確認し、必要であれば植え替えを実施。水不足なら水やり頻度を調整し、ハダニなら病害虫対策を参照。
根が黒い・臭い
根腐れ、培養材の劣化。
黒くなった根を除去し、新しい培養材に植え替え。水やり頻度を見直す。
蕾が落ちる
温度差の急変、乾燥、カイガラムシによる吸汁。
温度管理は年間カレンダーを参考に安定させ、湿度50%以上をキープ。害虫がいれば早めに除去。
葉に白い粉や点
カイガラムシやカビ。
綿棒で拭き取り、殺虫・殺菌剤を散布。換気を良くして再発防止。

応急処置の基本手順

  1. 問題のある部位(葉・根・蕾)を観察し、写真を撮って記録する。
  2. 水やり、光、温度の最近の変化を書き出し、原因を推測する。
  3. 必要に応じて隔離し、清潔な作業スペースで処置する。
  4. 処置後は1週間、観察記録を続け、改善状況を確認する。

専門家への相談タイミング

  • 株全体が急激にしおれる、悪臭が広がるなど重症の場合。
  • 病害虫の種類が判断できない、薬剤の使い方が不安な場合。
  • 贈答で受け取った大切な株を確実に救いたい場合は沖田オーキッドのサポートセンターまでご相談ください。

再発防止のための習慣

  • 週1回の観察メモを取り、葉や根の変化を記録する。
  • 季節ごとの管理ポイントを年間カレンダーで再確認。
  • 水やりは環境に合わせて調整し、水やりガイドを参考に根腐れを防ぐ。
  • 肥料は薄めに与え、根が回復したことを確認してから徐々に再開する。

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