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年間管理・トラブル対策

再花上りのためのステップと管理

胡蝶蘭は一度花が終わっても、適切な休眠管理を行えば翌年も花を楽しめる植物です。花後の処理、栄養補給、秋の温度差で花芽を促す「花 芽分化」の流れを理解し、無理なく再花上りを目指しましょう。

最終更新日: 2025-09-23

年間の再花スケジュール

1〜3月

休眠期。水やりは控えめにして根の体力を温存。寒さから守りつつ、15℃以上を維持。

4〜6月

葉が成長する時期。薄めの液肥で栄養補給し、葉数を増やす。

7〜9月

夏は根を守りながら体力づくり。遮光と風通しを意識し、根腐れを防ぐ。

10〜12月

朝晩の温度差(20℃→15℃)を意識して花芽分化を促進。夜間は冷気に当て過ぎないよう注意。

花後の処理手順

  1. 花が枯れたら花茎の節(節から上を3〜5cm残す)でカットし、栄養の消耗を抑える。
  2. 植え替えが必要な場合は花後1〜2か月を目安に。植え替えガイドを参照。
  3. 新葉が動き始めたら薄めの液肥を月2回程度、葉面散布を併用して体力を回復。
  4. 夏の間は直射日光を避け、夜間も25℃以下になるよう換気や冷房で調整。

花芽分化を促すコツ

温度差の演出

秋口に日中25℃・夜間18℃程度の温度差を2〜3週間続けると花芽が出やすくなります。窓を少し開けて夜風を取り入れるか、朝晩だけ 屋外の日陰に出す方法も有効です。ただし10℃以下になる日は避けましょう。

光量の確保

秋は日照時間が短くなるため、光管理の記事を参考に、午前中の柔らかい光をしっかり当てましょう。光量が不足すると花芽が育たず葉ばかり茂ることがあります。

肥料の切り替え

花芽分化期にはリン酸多めの肥料に切り替えます。肥料の記事を参考に、規定の1/4濃度で月1回与えましょう。

よくある質問

二番花を咲かせるために花茎を短く切らない方が良いですか?

花茎を短く残しておくと節から新しい花芽が出ることがありますが、株の体力消耗が激しくなります。翌年も元気に咲かせたい場合は 株元から切り戻し、休養に集中させるのがおすすめです。

花芽が出てきたら支柱はどう立てますか?

花芽が10cmほど伸びたら柔らかい支柱で軽く誘引します。支柱の固定方法は根のケア記事でも紹介しています。

一度も再花上りしない場合の見直しポイントは?

光量不足と温度差不足が多い原因です。室温管理を年間カレンダーと照らし合わせ、夏の栄養補給が適切だったか振り返りましょう。

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