豆知識・業界動向
胡蝶蘭の歴史と主な品種
胡蝶蘭は19世紀にヨーロッパで紹介され、現在では世界中で愛されるランの王様です。日本における歴史や代表的な品種、最新の育種トレン ドを振り返ります。
最終更新日: 2025-09-23
胡蝶蘭の歴史年表
19世紀後半
オランダの植物学者ブロームによって「Phalaenopsis（ファレノプシス）」と名付けられる。
昭和期
日本で本格的な温室栽培が広まり、贈答花としての需要が急速に拡大。
平成〜令和
品種改良によって花弁の大きさや色彩が多様化。ネット販売や法人ギフトが主流となる。
日本で人気の品種
大輪白（ホワイトエレガンス系）
純白の大輪で、法人ギフトの定番。輪数が多く、格調高い印象を与える。
ピンク系（アマビリス交配）
柔らかなピンク色が特徴。個人の祝いに人気で、華やかさと可憐さを両立。
リップ系（口紅胡蝶蘭）
花弁は白、リップが濃いピンクや赤でアクセント。記念日やブライダルに選ばれる。
原種と交配種の違い
原種
野生種に近い特徴を持ち、花弁は小ぶりで香りがあるものも。栽培難易度が高いがコレクターに人気。
交配種（ハイブリッド）
花持ちや輪数、花色を重視して改良された品種。ギフト向けの大輪3本立ちはほとんどが交配種です。
最新の育種トレンド
近年は小輪多花性や香りのある品種、コンパクトなサイズ感のインテリア向け品種が注目されています。一方、法人ギフト市場では存在感 のある大輪白が根強い人気です。
また、持続可能な栽培を目指して環境負荷の少ない培養材や省エネ温室の導入が進んでいます。
沖田オーキッドのこだわり品種
当園では贈答用として最も信頼される大輪3本立ちの白・ピンク・リップ系を中心に栽培。長年の経験で培った選別眼で、花持ちの良い株 だけをお届けします。